ご当地カレーの北海道代表格! ほっきカレーはどうしてこんなに美味しいの?
- 2021/05/31
- 15:45
みなさん、こんにちは!
いつもお世話になっております。
古くからこのあたりではホッキ貝がたくさん獲れていたようです。
現在、ホッキ貝の漁獲量日本一を誇る、苫小牧の漁業協同組合では、休漁は1年間のうち、産卵期の5月~6月の2か月間のみです。
7月~11月は「夏ホッキ漁」、12月~4月は「冬ホッキ漁」。ほぼ年間を通してホッキ漁が行われていますが、漁に関する厳しい自主規制をかけて、大切な資源を守る取り組みが続けられています。
どうしてホッキカレーを食べるようになったのか?
ほっきカレーは北海道の海沿いの町でよく食べられています。
かつてはカレーを作るときに肉の代わりの具材としてホッキ貝を入れていた、というのが始まりだとされています。
食肉が高価だったのか、なかなか手に入らなかったのか、はっきりしたことはわかりません。肉が手に入らない場合、昔は肉の代わりに豆腐や油揚げを使用したという話を聞いた事はあります。いずれにしても結果的には美味しい「ご当地シーフードカレー」ができたというわけですね。
(ししゃもフライをトッピング!)
レトルトの「ほっきカレー」を初めて、仙台市の百貨店で開催された「北海道物産展」で販売しました。
こちらの方でもホッキ貝が獲れるという事でしたので、なじみがあってたくさん売れるのかなと期待しておりましたが、初日は全く売れませんでした。
お客さまとお話をすると、どうもホッキカレーをご存じないようで「ホッキカレー?なにそれ?」「え?どうしてカレーにホッキがはいっているの?」と大変驚かれました。
ホッキ貝を使った料理としては「ほっき貝の炊き込みご飯」がメジャーです。仙台のお客さまは「炊き込みご飯」にはなじみがあっても全然ご存じないといった感じでした。こっちがビックリです。
それでも、少しでも興味を持たれたお客さんさまには「ぜひお試しください」とおすすめして、2日目の夕方からひとつ、またひとつと、ぽつりぽつりと何個か売れました。
すると早くも3日目の午前中に「美味しかったからまた買いに来たよ」と、お客さまがいらっしゃいました。これはとてもうれしかったです。
その後、何が起きたのかわかりませんが、日を追うごとにどんどん、どどどんと売れていき、期間中に300個以上もお買い上げいただきました。これはうれしい大誤算でした。
これをきっかけに、全国各地で開催される物産展でも人気が出始め、いまではすっかりおなじみの定番人気商品となりました。
そもそも、ほっきカレーの美味しさとは、どこから来ているのでしょうか?
貝類に多く含まれている「うまみ成分」として「コハク酸」が知られています。コハク酸は酸味や苦味が混ぜ合わさったような、複雑な旨味です。
うまみ成分には、合わせるとより深い旨味になる「相乗効果」があります。昆布の「グルタミン酸」とかつお節の「イノシン酸」が良い例です。ところが「コハク酸」には他と組み合わせても相乗効果がないということがわかっているそうです。
何とも言えないあの旨さを単独で発揮するんですね。
【ほっきカレー】(レトルト 1人前220入)
680円(税込)※2021年6月1日現在の価格です
北海道を代表するご当地カレー「ほっきカレー」をぜひお試しください!!
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