北海道 むかわ町 ししゃも 3つの点を線で結ぶ! その4 カペリンまでも
- 2021/06/18
- 17:27
みなさん、こんにちは!
春ははるめいて、夏は夏らしく、秋は食べ過ぎて、冬は転ばないように。
前回、「その3 カペリンの謎」では、私たちの身近なお店(スーパーやコンビニ)、大きな居酒屋さんなのでよく見かける「ししゃも」の多くが「カペリン」と呼ばれる「シシャモの代用魚」であるというところまでお話しました。

一体、どういう事でしょうか。
ご存じのとおり、カペリンに限らず、世界中の海でさまざまな水産資源が減少傾向にあります。
栽培漁業もおこなわれているものの、人類が魚を美味しく食べ続けるようにするためには、相当な努力が必要になるでしょう。
春ははるめいて、夏は夏らしく、秋は食べ過ぎて、冬は転ばないように。
毎年同じように、一年一年と四季が巡っていきますように。気候変動による自然災害が起きませんように…という願いを込めて、北海道むかわ町からお届けしております。

一体、どういう事でしょうか。
ししゃもに比べリーズナブルな価格で提供されているカペリンは、同じキュウリウオ科の魚です。
カペリンはノルウェー海やバレンツ海のグリーンランド沿岸など、北の海の浅いところに生息しています。
同じキュウリウオ科で似ているという理由で、数十年前から日本に輸入される事になりました。
現在では一般的に「カラフトシシャモ」という商品名で販売されていますね。
似ているという事ですが、生息域、生態、利用方法など、ししゃもとは全く別です。
現在では一般的に「カラフトシシャモ」という商品名で販売されていますね。
似ているという事ですが、生息域、生態、利用方法など、ししゃもとは全く別です。
ししゃもは産卵のため川にのぼりますが、カペリンにそのような習性はありません。また生息域も極北海域の広いエリアにまたがっています。
カペリンの主な利用方法は、その魚粉や魚油が他の養殖魚のエサとして使われ、日本にはししゃもの「代用魚」として、子持ちのメスが輸入されてきました。
リーズナブルなところが利点だった「カラフトシシャモ」ですが、なんと、乱獲による「資源枯渇」が危惧されており、漁獲量制限、輸出制限などで資源管理されるようになりました。
つまり現在では、日本に輸入されにくくなる場合もあるようで、今後は気軽に食べられなくなるという事が言われています。
リーズナブルなところが利点だった「カラフトシシャモ」ですが、なんと、乱獲による「資源枯渇」が危惧されており、漁獲量制限、輸出制限などで資源管理されるようになりました。
つまり現在では、日本に輸入されにくくなる場合もあるようで、今後は気軽に食べられなくなるという事が言われています。
魚粉や魚油として利用されるというのは、それだけ資源としては量が豊富で価格も安かったという事です。にもかかわらず、資源枯渇の可能性があるという事は、後先考えず人間が獲りたいだけ獲った結果ですので、なんとも心苦しいばかりではあります。
ご存じのとおり、カペリンに限らず、世界中の海でさまざまな水産資源が減少傾向にあります。
栽培漁業もおこなわれているものの、人類が魚を美味しく食べ続けるようにするためには、相当な努力が必要になるでしょう。
(その5に続く)
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