北海道 むかわ町 ししゃも 3つの点を線で結ぶ! その5 真打登場!
- 2021/06/23
- 11:54
みなさん、こんにちは!

天気の良い6月の早朝(できれば4時くらい)に、勇気を出して、もしくは重い腰をあげて、外を散歩してみると本当に気持ちの良いものだという事がわかります。その日一日を明るく、楽しく、朗らかに過ごせそうな気がしますので、みなさんも機会がございましたらぜひチャレンジしてみてください。
そんな「良い季節」を迎えている北海道むかわ町からお届けしております。
前回までのあらすじ…

ししゃもは「キュウリウオ科」というカテゴリーの魚。
キュウリウオはその名の通り野菜のキュウリに似た香りがするので、その名前がつきました。北海道では港で釣れ、煮物、焼き物、刺身などでも食されます。チカやワカサギも同じ仲間です。
普段の暮らしで目にする「ししゃも」のほとんどは「カペリン」という魚で、ししゃもの「代用魚」です。数十年前から輸入されてきましたが、近年は資源減少により、漁獲、輸出規制が行われています。
というお話しでした。
今回はいよいよ、ししゃものお話しです。
普段見かけるのが外国から輸入された「代用魚」だとすると、本物のししゃもはどこにいるの?という疑問がわきます。
本物のししゃもがいるのは、世界でも北海道だけです。
本物のししゃもは北海道の「固有種」なんです。
ここでやっと「ししゃも」と「北海道」、2つの点が線で結ばれましたね!
しかも、北海道ならどこにでもいるわけではありません。
北海道の下のとんがり「襟裳(えりも)岬」を中心にして、苫小牧あたりまでの左側(西側)と釧路・厚岸あたりまでの右側(東側)の海の浅いエリアにのみ生息しているのです。
そこにしかいません。非常に狭いエリアだという事がわかります。
そして、北海道の本物のししゃもは、秋になると、産卵のために生まれた川に戻ってきます。そこでまた卵を産んで次の世代へと命をつないでいくのです。
そうです、北海道を代表する魚「鮭」と同じように、秋に故郷に帰還するのです。
(その6へ続く)
(その6へ続く)
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