もう、二重三重でわかりにくい…。

2015/06/05
15:03

不安定な空模様ながらも午後から持ち直し、陸上自衛隊のお祭り「第７師団創隊６０周年・東千歳駐屯地創立６１周年記念行事」は盛況のうちに幕を閉じました。

「ふれあい広場」では隊員さんによる模擬店が多数出店し、いつもと違う学園祭のようなアットホームな雰囲気を醸し出し、お子さま用の「ファファ」や「迷路」「射的」といったアミューズメントなどは、子供達を夢中にさせ、家族みんなで楽しむ事のできたハッピーな一日となりました。

午後からは青空のもと、おなじみ「第7音楽隊」の演奏会が開催され、大勢の観客が詰めかけ、芝生の上で素敵な吹奏楽の演奏に耳を傾けていました。

そのあとは陸上自衛隊唯一の完全機械化連隊「第11普通科連隊」から、鍛え抜かれた肉体が繰り出す、気迫のこもった「千歳機甲太鼓」のパフォーマンスにも、惜しみない拍手が送られていました。

そんな中「地域物産展」の「むかわ町ブース」では、当店から「お土産用生干ししゃも」「珍味ししゃも」「ほっきカレー」などを販売しておりましたが、他にもバッジやボールペン、ノートといった「シスト男爵」グッズも陳列されていました。

「シスト男爵」はアンモナイトをモチーフにした、むかわ町非公認キャラクターで、フランス発祥の「町歩き宝探しゲーム」シスト（ciste）にオリジナル性を加えた「むかわ町シスト」のメインキャラクターです。

嵐の二宮和也さんがメインMCを務める日本テレビの人気番組『ニノさん』にも出演した事があり、知っている人は知っているといった存在です。

日本テレビ『ニノさん』

「なぜアンモナイトなのか？」というと、むかわ町の穂別地区では、アンモナイトや首長竜を始めとする古生物の化石などが数多く出土しているからです。余談ですが穂別地区では白亜紀末(マーストリヒチアン期最前期:約7200万年前)の地層(蝦夷層群函淵層)から、アナゴードリセラス属アンモナイトの新種が発見されています。また同じく白亜紀末のハドロサウルス科恐竜化石は、日本から産出した極めて保存状態の良い恐竜化石として世界的に注目されています。

マイナビニュース「新種発見」
むかわ町公式ページ「恐竜化石」

とは言え、いくら『ニノさん』に出演歴があるといっても、それほど知名度がある訳ではありません。

「シスト」が何かわからない、金色の頭部が何かわからない、全体的に気味が悪いと思っている観光客に、短い時間で「シスト男爵」を理解してもらうのはなかなか大変です。

さらに、当時ブースで販売していたのは「シスト男爵グッズ」でしたが、来たる6月13日に町内で開催される「全日本プロレス」の興行のポスターをいくつも掲げていたため、ぱっと見が「プロレスグッズ売り場」のようになってしまいました。

いつにも増してわかりにくくなり、ポスターと無関係であるグッズの説明をしても「あぁ、プロレスラー？」と勘違いされる始末です。

当日は2、3回「シスト男爵」の実物が登場しました。

「頭がアンモナイトの紳士です」「ゆるくない系のゆるキャラです」などと担当者が声をかけても、大半の人はまず顔をしかめて遠くから見遣り、小さな子供はやっぱり泣いてしまいました。都合、30人くらい泣かせてしまったと思います（むかわ町や近隣町村の子供たちには人気があります）。

来年は戦車に乗ってみたいですね。

広報室・小向秋広

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むかわ町シスト公式ホウェブサイト

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